正中神経
円回内筋症候群 症候
円回内筋症候群は、円回内筋の筋腹を貫通する解剖的狭窄部で、正中神経が絞扼されることで障害される単一末梢神経障害です。 感覚障害 正中神経の感覚枝が支配する領域が障害されます。 母指、示指、中指の3指と環指撓側、母指球 […]
前骨間神経麻痺 臨床的基本事項
前骨間神経麻痺は、正中神経の分枝である前骨間神経(anterior interosseous nerve: AIN)の障害により引き起こされる単一末梢神経障害です。 AINは純粋な運動枝なので感覚神経障害は伴わず、AIN […]
前骨間神経麻痺 神経伝導検査
前骨間神経(anterior interosseous nerve: AIN)は、純粋な運動神経枝であり、支配筋が異なるため、記録電極を短母指外転筋に置くルーチンの正中神経の検査ではCMAPとSNAPでの異常を検出しませ […]
前骨間神経麻痺 症候
前骨間神経(anterior interosseous nerve: AIN)は円回内筋支配より遠位部での正中神経の分枝です。 AINが障害される病態を、前骨間神経麻痺または前骨間神経症候群(Kiloh and Nevi […]
手根管症候群 臨床的基本事項
手のしびれと手の使いにくさを訴える原因疾患として、経験的に頻度が多い疾患の一つが手根管症候群(carpal tunnel syndrome: CTS)です。 CTSは、正中神経が手根管部で絞扼されることで障害される、絞扼 […]
手根管症候群 神経伝導検査
神経伝導検査だけで手根管症候群(carpal tunnel syndrome: CTS)と診断することは慎むべきです。 しかしCTSにおける神経伝導検査は、症候がある症例で、診断を補助する重要な検査です。 手根管部の脱髄 […]
神経伝導検査 正中神経(異常値)
正中神経の神経伝導検査で、着目するべき異常値です。 複合筋活動電位(conpound muscle action potential: CMAP) 遠位潜時の異常 : 3.7 ms以上 教科書での正常上限 : 手首 […]