前骨間神経麻痺 神経伝導検査

前骨間神経(anterior interosseous nerve: AIN)は、純粋な運動神経枝であり、支配筋が異なるため、記録電極を短母指外転筋に置くルーチンの正中神経の検査ではCMAPとSNAPでの異常を検出しません

肘での前骨間神経麻痺の刺激により、方形回内筋でのCMAPの遠位潜時延長が教科書に記載はありますが、診断のために標準的には行いません(経験則)。

参考文献:

  1. 新 神経・筋疾患の電気診断学 筋電図・神経伝導検査 原理と実際 著:木村淳 訳:栢森良二 西村書店

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